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心臓からのシグナル


循環器にかかわる検査

 循環器科で行なう代表的なものは、心電図、胸部X線撮影、心臓エコー検査です。そのほか心臓カテーテル検査、心筋シンチグラフィー、MRIなども必要に応じて行ないます。
 当院で行なっている検査と使用器具はこちらをご覧下さい 。
 これら検査の詳しい解説は別の機会に譲ることとし、ここでは自分でできる検査について話してみたいと思います。

血圧を自分で測ってみよう
 これまで医者にかかったことがある方なら1度は血圧測定をしているでしょう。上腕に腕帯を巻いて聴診器を当てて測る、あの昔ながらのシンプルな装置を使った検査です。
 電子技術が進歩して様々な検査機器ができた現代に於いても、血圧測定は専門医にとっても欠かせない重要な検査手段です。「検査の第一歩は血圧測定から始まる」といっても過言ではありません。

 現在、家庭用血圧計が普及し、高精度で容易に使用できる血圧計が簡単に入手できます。値段も10,000円以下と手頃です。40歳を超えた方や体の変調を感じている方はぜひ、自分で血圧を測ってみましょう。

家庭用血圧計
 まず正確に測れることが第一です。血圧計は上腕で測るもの、手首で測るものなどいろいろなタイプがありますが簡単に正確な血圧を測るには上腕で測るタイプがいいでしょう。
 どのようなものにするかはお店で実物をご覧になり、予算に合わせてよいと思うものを購入して下さい。

家庭用上腕式血圧計
どのように測ればよいのか
 血圧計を手に入れたらどのように測ればいいのでしょうか?適当に測ってもあまり意味がありません。
 まず測る時間を決めましょう。朝起きた時と夜寝る前に測るのが一番です。測る前の1〜2分は安静にしてください。朝はトイレをすませたあとの方がいいでしょう。
 測定したら最高血圧と最小血圧、脈拍をノートに記録します。パソコンをお使いの方なら表計算ソフトを使うのもいいでしょう。朝晩2回、これを毎日続けてみて下さい。
 「ずっと続けるのはちょっと」とか「一回でも抜けたらダメ?」と思っている方はいらっしゃいませんか?
 そんなに厳密に考えないで下さい。たとえ3ヵ月でも十分です。万一具合が悪くなった時病院に続けた記録を持参すれば、医師にとって診断する上で大切なデータになります。
 また1回忘れたからと行ってやめてしまうほどのものでもありません。要は、血圧がどのくらいの範囲で推移しているかが解ればいいんです。今正常な方も、血圧が徐々に上がっているようなら何らかの原因があるはずです。それに早く気が付けば元に戻すこともそれほど難しくないと思います。

 自分の今の状態を知る一つの手がかりとして、若い方や健康な方も是非やってみて下さい。



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2005年9月9日開設